ネット管理人の辛口コラム  ーVOL.4ー

2002年8月 「郷にいれば郷に従え」っつーの

ほとんどのお客様はルールやマナーをきちんと守ってキャンプを楽しんで帰るのだけど、ルールに従わなかったりマナーがなっていない方はやっぱりいる。
大抵の場合、スタッフの説明を聞いていない、注意書き・説明書などを読んでいないことに起因するだが、おしなべて「思いこみが激しい」「自己中心的」「感情的になりやすい」という性格もあわせもっているようだ。自分の落ち度を指定されると「逆ギレ」をするなんている方も珍しくない。

例を挙げればキリがないのだが、頻繁に繰り返されることや印象に残っている事例を列挙してみよう。

ケース1
これはものすごく頻繁に起こるのだけど、ゴミ出しの問題だ。燃えるゴミの袋の中に空き缶がいっしょに入れられているなんていうのは問題外だけど、指定ゴミ袋以外でだしたり、朝早く出したり、アルミ缶とスチール缶の分けてなかったりすることはものすごく多い。朝早くゴミを出したところで問題ないと思われるかもしれないが、引き替えに渡しているその日の分のゴミ袋が受け取ることができないから、後で「今日の分のゴミ袋をもらってないんですけど」となる。スタッフが「今日はゴミを出しました?そのときお渡ししませんでしたか」といえば「受け取っていない」との答えだ。受け取れるはずがない。そういう時間外にゴミを出す人に限って指定ゴミ袋以外で出していたりすることが多い。

ケース2
「仕事で急に帰らなくてはいけなくなった」という申し出は時々ある。困るのは9時以降の退出だ。9時以降はゲートをしめてしまうから出入りはできないし、深夜の場合はまわりが寝静まっているときに車のエンジン音がなりひびくことになる。その旨を告げると、「仕事でどうしようもなくて」の一点張り。挙げ句の果ては、「仕事に問題が起こったらどうしてくれるんだ」とくる。あなたの仕事の問題は、あなたの問題。
近くに友達がいて、夕食をいっしょにしたいというケースも多い。まだ、申し出てくれる方はましなほうで、黙って入場する方もいる。車ででかけていって、そのお友達(だったり親戚だったり)を車に乗せてくるなんている荒技をつかうこともある。わからないと思っているのだろうけど、わかるんだなこれが。こういったことを許し始めると、わけのわからない人が出入りして、いったい誰がキャンプ場にいるのかが把握できなくなってしまう。そうなってしまったら安全なキャンプ場といえなくなってしまう。

ケース3
先日の「緊急告知」ごらんになって「いったい何があったのだろう」と感じている方は多いだろう。あれは、お客さんが犬をキャンプ場に放置したまま朝から出かけて、夕方まで戻らなかったのが事の起こり。何のために愛犬を連れてくるのだろう。愛犬は家族の一員ではないのか?家族を置き去りにして自分たちだけで遊びにゆくのは普通の感覚なのだろうか。帰ってきたお客にその点を注意したときに「すみませんでした」となれば何も大きな問題にはならなかった。それが、「そんなことはどこにも書いてなかった。聞いていない。」とのたまう。ルール以前の問題じゃないのかな。さらに、「うちの子は車酔いするから」ときたもんだ。車酔いするのなら遠くからキャンプ場につれてきてはいけない。そして極めつけは、「トイレのにおいが・・・」などと関係ないことを言い出す始末だ。オーナーは切れたね。まだ連泊する予定だったのだが、料金を返してお帰りいただいた。

ケース4
予約のキャンセルや料金に関するトラブルもたまにある。割引が適用になるかならないかだったり、台数が減ったり、宿泊予定を短縮したりしたときの返金を要求されるケースだ。受付・会計が終了してしまってから(その直後ならいざしらず翌日になって)割引券を出しても返金には応じられない。台数変更、日程変更は当日キャンセルとかわらない事が理解できないのだろうか。お金が絡むケースはお客さん側はなかなか引き下がらないし、たいていの場合、「もうええわ」と吐き捨てるようにその場を立ち去る。連絡なしの当日キャンセル(通称ドタキャン)で、腹に据えかねてキャンセル料を振り込んでもらえるように連絡をすると、「もうしわけなかった」と言葉ではいいながら「なんとかならないか」「これからも利用するし」となかなか納得してくれない。「オーナーと直接話をさせてくれないか」「これ以上話をしてもお互い気まずくなるだけだから」えんえんやりとりをして電話を切った後にも、何度も電話がかかってきてさらに粘る。2泊2サイト、金額も大きいから気持はわからないでは無いけど、お盆のピーク時にその分サイトが空いてしまったし、たくさんのお客さんの予約申し込みを断って迷惑をかけているのだ。オーナーもあきれて、最終的には「好きにしてください」となったが、そのお客さんはもう2度とうちのキャンプ場は利用できない。(それはそうでしょう。予約をされてもいつ連絡なしでキャンセルされるかわからないし、キャンセル料も払わないとなれば、その分をほかのまじめなお客様に利用してもらったほうがよい。)

ケース5
暗くなってしばらくした頃、「利用しているサイトの脇にある照明が故障しているようだからなおしてほしい」というお客さんが現れた。うちのキャンプ場は、庭園灯が配置してあってサイトの境目の段差や、階段などのところの安全を確保してある。ところが問題の場所の庭園灯は、かえって明るすぎるらしくお客さんがタオルをかけて減光したり、分解されて電球をはずされたりということが頻繁に起こったためにあえて点けないことにしたという経緯があったのだが、その旨を説明しても、「こんなまっくらじゃ危なくて仕方ない」「あっちこっちにいっているけどこんなに暗いキャンプ場はない」「お金を払ってでもいいから点けてくれ」と話がおわらない。仮にその場所の庭園灯を点灯したとすると、まわりのお客さんがまだ起きていて照明がたくさんあるうちはよいのだけど、まわりが寝静まるとこんどはまぶしくて眠れないといいにくるに決まっている。照明については自分で用意するのが基本、ましてやそこのサイトはAC電源サイトなのだから電気照明器具を持ってくればいいではないか。ところがさらに話を聞いたらなんと照明はロウソクしか用意がないのだそうだ。
うちのキャンプ場は場内に18本の庭園灯を設置していて、むしろ明るいほど。どこぞのキャンプ場では、うちよりも何倍もひろいスペースに40Wの蛍光灯がたったの2本なんていうところもある。うちよりも明るいキャンプ場だったらきっとナイターができるね。

例をあげていて疲れてしまった。ぜんぶあげたら長編大作になってしまう。
もう少しだけ、軽くふれると、「女性専用の化粧台が水浸しで髪の毛だらけ」とか「芝生の上でエンジンかけっぱなし」とか「場内では徐行だっていうのに猛スピードで」とか・・・

いずれの場合も、指摘をされたり注意を促されたときに、決して言ってはならない言葉がある。それは「ほかのキャンプ場では○○だった。」とか「あっちこっちのキャンプ場を利用しているが普通はこうじゃないのか」とかいうものだ。よそはよそ、今利用しているのはうちのキャンプ場なのだからうちのキャンプ場のルールに従うべきだ。うちのキャンプ場のルールが気に入らないのであれば、その「ほかのキャンプ場」や「あっちこっちのキャンプ場」を利用すればよいことだ。
もうひとつが、「どこにも書いてない・聞いてない」というもの。注意書きに書いてないから何をしてもよいことにはならない。みんな大人なのだから。それとも、あたりまえのことまで細かく細かく書かなければだめですか?たとえば、「芝生を掘り返さないでください」とか「そこに死体を埋めないでください」とか・・・。
うちのキャンプ場のルールは特別厳しいものではないと思う。こういった問題が起こるたびに、仲間のキャンプ場で作っている団体の会合の席などで、「こんな時、みんなはどうしてる」と訪ねると、返ってくる内容はたいていの場合もっともっと厳しいものだ。

何よりも、これから利用しようと言うキャンプ場のスタッフとけんかをしてもよいことなどひとつもない。ごねて、もめて、気まずくなった上で、多寡が1000円ほどの割引の返金が得られたところでなんにもならないでしょ。ちょっと気の利いたひとならそんなことはすぐに気がつきそうなものなんだけど、そこがわからない、何がなんでも自分の意見を通さなければ気がすまない、という方が案外多いものである。